「子どもが本を読めなくて困っている」「音読がいつもカタコト…」「問題文を理解できなくて点数が低い」などと、悩んでいませんか?
文章を読むことは、学校の授業や宿題など、さまざまな場面で必要になります。そのため、子どもが読むことに苦手意識を持っていると、保護者としても心配になりますよね。
そこで本記事では、文章を読むのが苦手な小学生について、特に知っておきたいポイントを紹介します。
【本記事で紹介すること】
本記事を読むことで、文章を読むのが苦手な子どもの特徴や原因がわかるようになります。
また、家庭でできる具体的なサポート方法を知り、子どもが無理なく文章や本に触れるための工夫を取り入れられるので、ぜひ最後までご覧ください。
文章を読むのが苦手な特徴と原因
文章を読むのが苦手な小学生には、いくつかの特徴があります。文字そのものを読むことが難しい場合もあれば、文章を読んでも内容を理解しにくい場合もあります。
また、周囲の文字が気になって集中できないなど、読む環境が関係していることもあります。主な特徴は以下の通りです。
「文章を読むのが苦手」といっても、困っているポイントは子どもによって違います。まずは、普段の読書や宿題でどのような様子が見られるのか確認してみましょう。
文章を理解できない
文章を一文字ずつ読むことはできても、「何が書いてあった?」と聞くと答えられない子どもがいます。
この場合、文字を読む力だけでなく、言葉の意味を知っているか、文章の内容を整理できているかなどが関係している可能性があります。
例えば「男の子が公園で犬と遊びました」という文章なら、「誰が?」「どこで?」「何をした?」と確認してみましょう。
親子で文章について話すことで、言葉の意味や内容を整理するきっかけになります。
行を読み飛ばしてしまう
文章を読むときに、途中の行を飛ばしたり、同じ行を何度も読んだりすることがあります。
特に文字が小さかったり、行と行の間が狭かったりすると、今読んでいる場所を見失いやすくなる場合があります。
このようなときは、単純に「読む練習が足りない」と考えないことが大切です。読む場所を指で示したり、定規などで読む行以外を隠したりすると、目を向ける場所が分かりやすくなります。
文字を読むのが苦手な子供には、本人の努力だけを求めるのではなく、まずは「読みやすい環境」を作ってあげることも大切です。
文字が気になって集中できない
文字の形や行間、配置などが気になってしまい、内容が入ってこない子どももいます。そもそも、文字が気になって仕方がないのは本を読む楽しさを知っていないからです。
この場合、内容に着目するような、意識付けが必要です。
文章を読むのが苦手な小学生のサポート方法
文章を読むのが苦手な小学生をサポートするときは、無理に難しい本を読ませるのではなく、「これなら読めそう!」と思える環境を作ることが大切です。家庭で取り組みやすい方法は以下の通りです。
文章を読むのが苦手なのを克服するときも、読む量を増やすだけが方法ではありません。子どもの興味や得意なことを活かしながら、楽しく読む経験を増やしていきましょう。
読み聞かせで会話を増やす
文章を読むのが苦手な小学生には、読み聞かせをしながら本の内容について会話する方法がおすすめです。
ただ読むだけでなく、「この子はどうして泣いているのかな?」「この後どうなると思う?」など、子どもに問いかけてみましょう。
親子で本について話すことで、さまざまな言葉の意味を知ったり、内容を理解することで文章を読む上での必要な土台を作り上げることができます。
「文字が気になって集中できない」「内容が頭に入ってこない」といった子どもに、取り入れてみましょう。

読み聞かせの会話を増やすことは、SST(ソーシャルスキルトレーニング)の効果も期待できます。
絵本の難易度を下げる
「小学生だから、小学生向けの本を読ませなければ」と考える必要はありません。
文章を読むのが苦手な小学生にとって、学年に合った本でも文字が多く、読むこと自体が負担になる場合があります。
そのようなときは、少し簡単な絵本や、短い文章で構成された本を選んでみましょう。「簡単すぎるかな?」と思うくらいでも大丈夫です。
まずは最後まで読めたという経験を増やし、「本を読むのは楽しい!」と感じてもらうことが大切です。自信がついてきたら、少しずつ文章量や難易度を上げていきましょう。
本を読む習慣を身に付ける
文章をすらすらと読めるようになるには、本を読む習慣を身に付けることが近道です。習慣を身に付けるためには、4つの工夫があります。
【読書を習慣化するための4つの工夫】
1.簡単な絵本にする
2.5分だけ始める
3.頻度を増やす
4.同じ時間帯/タイミングに行う
習慣化するためのテクニックは、長い時間よりも短い時間で頻度を増やすことがポイントです。
読書が苦痛にならないためにも、簡単な絵本から始め、1日に2~3回読書をする機会を設けてみましょう。
また、読書をするのは行き当たりばったりではなく、食後や寝る前などと時間を設けた方が意思の力に頼らずに行動することができます。

放課後等デイサービスや学校でも、読書時間がほぼ同じ時間とタイミングで行われています。
リーディングルーラーを活用する
文章を読むときに行を飛ばしてしまったり、周囲の文字が気になったりする子どもには、リーディングルーラーを活用してみましょう。
リーディングルーラーは、読む部分だけが見えるように周囲を隠すことで、目を向ける場所を分かりやすくする読書補助具です。
特に、文章量が多い教科書や問題集を読むときに、「どこを読んでいるのか分からなくなる」という子どもに向いています。
ただし、すべての子どもに必要な道具ではありません。実際に使ってみながら、本人が「読みやすくなった!」と感じるかを確認してみましょう。

リーディングルーラーはクリアファイルで自作することもできます
クロスワードでボキャブラリーを増やす
文章を理解するためには、文章に出てくる言葉の意味を知っていることも大切です。そこで、遊びながら言葉に触れられるクロスワードを取り入れてみましょう。
例えば、動物や食べ物、学校にあるものなど、子どもが興味を持ちやすいテーマがおすすめです。
分からない言葉が出てきたら、答えを教えるだけでなく、「これはどんなもの?」「どこで見たことがある?」と会話を広げてみましょう。
言葉を覚えることが目的になると負担になりやすいため、まずはゲームとして楽しむことがポイントです!

有名なキャラクターがコラボした、クロスワードのドリルなどもありますよ
文章を読むのが苦手な小学生にしてはいけない注意点
文章を読むのが苦手な小学生に対して、「もっと練習すれば読めるようになる!」と考え、長時間の音読や読書を繰り返し行うことには注意が必要です。
もちろん練習は大切ですが、子どもが疲れてしまうほど続けると、「読むのは嫌だ」と感じるきっかけになることがあります。
また、兄弟や友達と比べたり、「どうしてこれくらい読めないの?」と責めたりすることも避けましょう。
「文章が読めない 発達障害なのでは?」と心配になる場合もありますが、読むことの苦手さにはさまざまな原因があります。まずは子どもの様子をよく観察し、必要に応じて学校の先生や専門機関などに相談してみましょう。
大切なのは、できないことを責めるのではなく、「どうすれば読みやすくなるかな?」と一緒に考えてあげることです。
本と触れる機会を増やそう
文章を読むのが苦手な小学生について、特徴や原因、家庭でできるサポート方法、注意点について解説しました。まとめると以下の通りです。
- 文章を理解できない、行を飛ばすなど苦手な部分は子どもによって異なる
- 読みやすい環境を整え、子どもに合った方法で読む負担を減らすことが大切
- 家族との会話や絵本を通して、楽しみながらさまざまな言葉に触れる
- 簡単な本やクロスワードなどを活用し、読むことへの自信を育てていく
- 読むことを無理に強制せず、子どもの困りごとに合わせて支援する
文章を読むことが苦手な子どもへのサポートでは、読む量を増やすことだけが方法ではありません。
「どうすれば読みやすくなるかな?」と子どもと一緒に考えながら、無理なく本と触れ合う機会を増やしていきましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
